Q1. 警察へ通報しなければどうなる?
A. 保険の請求に必要な「交通事故証明書」が入手できなくなります。
Q2. 事故後病院へ行かなかったらどうなる?
A. 治療費の請求に必要な「人身事故」への切り替えができなくなります。
Q3. 障害事故で請求できる損害賠償の範囲は?
A.①積極損害‥・事故が無ければ支払う必要がなかった費用治療費、交通費、付添看護費、将来の手術費・治療費、修理費、弁護士費用
②消極損害‥・事故が無ければ、被害者が得られたであろう利益分、休業損害、後遺症による逸失利益、営業損害
③慰謝料‥・精神的苦痛に対する慰謝料
Q4. 示談交渉を開始する時期はいつがよい?
A. 傷害事故の場合は完治の見込みがたってからです。
Q5. 損害賠償請求権に時効はある?
A. 損害賠償請求権は事故後3年、保険の請求権は2年で時効です。
Q6. 通院の交通費の請求は?
A. 電車、バスの請求はできます。タクシーは事情がある場合に限られます。
Q7. 専業主婦の休業損害は?
A.1日約9,300円請求できます。
Q8. 失業中、学生の休業損害は?
A. 原則出ません。
Q9. アルバイトは?
A. 請求できます。
Q10. 損害事故で慰謝料はいくら請求できる?
A. 実際に治療を受けた日を2倍した日数か、治療期間の日数のいずれか少ないほうの日数分に対し、1日当たり4,100円の慰謝料が認められます。
Q11. 治療期間に制限はあるの?
A.保険会社によって多少違いますが、受傷後6ヶ月以上を経過して、これ以上症状の改善が見られない場合に“症状固定”となり、治療が打ち切りになります。
Q12. 症状が治らなかったら?
A. 医師が治療を続けてもこれ以上症状が変わらないと判断いた時点で“症状固定”となり、後遺障害の認定を受けます。
Q13. むちうちは後遺症として認められる?
A. 画像診断や脳波に異常がみられる場合は12級、自覚症状だけの場合は14級に認定される事が多いです。
Q14. 車の修理費はどこまで認められる?
A.修理費が車の時価を超える場合は全損扱いとなり、中古車価格を基準に補償されます。